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眉目秀麗・容姿端正であっても心臓や肺、胃腸などの
内臓器官に欠陥障害があれば最早や健全な人間とはいわれない。
建物にとって建築設備はいわば人間の内臓のようなもので、
建物における諸設備の占める位置の重要性については
何人もこれを否定するものはないであろう。
設備は建築に従属し、付帯するものではなく、
建物と設備はあたかも車の両輪のようなもので、
この両者の完全な融合があってこそ完全な建築といえるのであって、
建築物のもつ機能が十分に発揮され、
作業能率は増進し人体の衛生・健康や保安が維持される。 |
(建築設備ハンドブックより-著書:井上宇市 他-) |
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建物を人間の体としてみると・・・
構造…骨格 |
設備…頭脳・神経・循環系・消化器・血管など |
建物がその機能を果たすためには、電気・空調・換気・給排水衛生などの設備が、
どんなに重要であるかが、お分かりいただけるでしょう。
よい設備は、そこに居住あるいは作業する人々に、快適で健康的な環境を提供し、
移住性を高めるとともに作業能率の向上をもたらします。
また、生産現場では、製品の品質確保、歩留まりの改善など、
生産性の向上にも大きく貢献します。
このように、私たちの日常生活から産業社会まであらゆる分野に、
密接で重要な役割を果たしている設備は、日夜休みなく働いています。 |
身の回りにある設備としては次のような物があげられます |
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1.給水設備
市営水道からメーターを経て引き込み
・直圧供給、ブースターポンプによる供給 |
・受水槽に一旦貯水 →高置水槽から重力供給 |
→加圧ポンプによる供給 |
のいずれかで各水栓に給水する。
2.排水設備
雨水・雑排水・汚水を敷地外の公共下水道に放流する。
3.衛生器具設備
大便器、小便器、洗面器、各種水栓等を取り付ける。
4.給湯設備
局所給湯 →電気温水器
→ガス給湯器
中央式 →ボイラー・貯湯タンク
などの方式で給湯する。
5.消火設備
消防法で定められた屋内消火栓、スプリンクラー、消火器等を設置する。 |
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