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1.常に積雪のない屋根面
降雪粒子を即時に融雪して屋根に雪を堆積させません。
この為、軒先には雪庇や氷柱が発生せず、落雪や軒樋脱落の危険性を解消します。
2.落雪防止
雪の滑り止めシートとして機能します。
停電によりシステムが停止しても雪が滑らないので安心です。
雪止め具の使用本数を減らす事ができ、建物の美観は保たれます。
3.停電時の対処
停電時の対処法として、水道水を屋根へ送水して直接散水することもできます。
消雪シートシステムは緊急時の安全対策にも万全の配慮が成されています。
4.トラブル時の対処
屋根裏設置型の融雪システムは「不凍液の漏水」や「漏電」などの
トラブルが屋根裏で起きた場合、屋根を剥がして修理を行なわなければならず、
また、降雪中の復旧作業は困難であり、大雪時には深刻な事態へ
発展する恐れもあります。これに対し、消雪シートは屋根の外側表面に
設置されているのでトラブル時の対処、保守管理が安易に行なえます。
屋根裏設置型の融雪システムは、耐用年数が過ぎた際、撤去、再施工の時には
屋根を剥がして葺き直す工事が必要となります。
一方、消雪シートは耐用年数が過ぎたものは剥ぎ取って新しく貼り替えてしまうこと
で再び恒久的な利用を継続する事ができます。
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5.大豪雪への対処
消雪シートシステムは一昼夜1mの降雪量に対して屋根を無積雪で保つ
キャパシティーを備えています。
昭和38年、56年の記録的豪雪が再来したその時には
屋根融雪システムの真価が問われます。
大雪警報下で屋根雪を大量に堆積させてしまう従来のシステムとは異なり、
消雪シートは大豪雪再来のその時にも確かな性能を発揮します。
6.シートの難燃性評価
消雪シートの難燃性能評価試験を下記の両施設にて執り行いました。
試験場所 |
項目/品名 |
試験条件 |
試験結果 |
岡山工業技術
センター |
防炎性試験
/消雪シート |
試験条件(A) |
区分3
(最難燃等級に相当) |
倉敷繊維技術
センター |
燃焼性試験
/消雪シート |
試験条件(B) |
1級
(最難燃等級に相当) |
試験条件(A):JIS L 1091A−2法に準拠 45°メッケルバーナー法
試験条件(B):JIS A 1322法に準拠 45°メッケルバーナー法
※上記データは実測値であり保証値ではありません。 |
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