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水道とは国民の健康で文化的な生活を守る上でもっとも基本的なもので、
最初は伝染病予防の見地から衛生的な飲料水の供給を目的として布設されましたが、
現在では都市形態や生活様式の変化に伴い衛生上の確保に止まらず、
日常生活における生活用水の確保や産業活動の維持発展のための
基本的な施設として重要な役割を果たしてています。 |
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(1) 人が生きていくために水は不可欠なものであり、水が人の生命維持にとって
どのような役割を果たしているか理解しておくことはとても重要なことです。
水分は体重の60%を占めており、70sの人で実に43sが水分です。
人は水を飲料水としてだけではなく、調理・洗濯・入浴・清掃・トイレ等々
様々なことに利用しています。
家庭での割合は
炊事25%・洗濯25%・トイレ21%・風呂21%・その他8%ぐらいです
(2) 水道の品質(水質)には規準があり必ず塩素消毒が行われています。
病原体などによる汚染の可能性はきわめて低いのですが、地震や渇水・洪水
などによる水道施設の破損や断水、給水装置の事故などによって病原体が
侵入するおそれもあります。
最近では化学物質も問題になっています。
多いのはトリハロメタンなどの消毒副生成物・トリクロロエチレンなどの
有機塩素化合物・農薬や鉛などです。
水質の基準として
@生涯にわたって水道水を飲み続けても、人の健康に影響を生じる恐れがない。
A生活用水として利用するのに支障がなく、水道施設に障害を生じる恐れがない。
B外観・味覚・臭気・腐食性についての目標値。
C設定された化学物質の項目での指針。
などがあります。
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